今年何度目かのリベンジ家族釣行。渋い中でも会心の一発！【2017.3.25 西伊豆・土肥港】

今年は例年になく、年明けから家族釣行でまともな釣果に恵まれていません
今回はどうせダメなら新規開拓も・・・ということで一路西伊豆へ

戸田港で仮眠

当初は戸田港での釣りを目論んでいたのですが、早朝仮眠から目覚めると、数隻の漁船が煌々とライトで水面を照らしつつ、護岸では漁師さんたちが忙しそうに漁の準備作業を行っていました
漁の準備の邪魔になってもいけませんし、そもそもあれだけ水面にライト照らしてる環境下では、メジナやクロダイは難しいだろうと思い、移動を決意
隣の土肥港に向かうことにしました

土肥港の駐車場はずっと閉鎖中？

前回訪れた際には駐車場のゲートが閉まっていて諦めたのですが、この日は既に明るくなっていたので空いてるだろうと期待
・・・しかし、直売所側は空いてるものの、駐車場側のゲートは相変わらず閉鎖中
仕方ないので、私と子供だけで荷物を降ろして階段から海へ
相方は車を近隣の駐車スペースに止めて、駐車場が開くのを待ちました

が、結果的にはこの日14時半ごろまで、駐車場側のゲートが開くことはありませんでした
一般駐車場の開放はしなくなったんでしょうかね？
直売所側から立ち入り禁止のポールを動かして入ってきてる車もありましたが、漁協関係者専用になったのかな？
各種釣りガイドサイトやガイドブックには駐車場有となっているので、それを見てきた人は我々同様戸惑いそうですね

朝一はフカセとだんごで

このところ子供と二人で同じ釣りをして、二人で撃沈というパターンが続いているので、今回はまずは別々の釣りをしてみることに
子供の方は安定の使いやすさ、マルキューの『爆寄せグレ』にオキアミブロックを3/4枚ほど混ぜてメジナ狙いのフカセ釣り

私は同じくマルキューの『チヌパワー』『荒びきさなぎ』を各500ml、砂1l、米ぬか2kg、押し麦一掴み、アミ300g程度で久々に団子から

釣り座の雰囲気は悪くない

釣り座に着いたときには既に明るくなっていたので、海の中の様子がそこそこ見えています
潮は下げに入っており、湾内から外海に向かって右から左に流れていきます
この時点では湾内向きは他に人もいなかったので、私が右、子供が左に釣り座をとり、子供はある程度流して釣れるようにしてみました

私の目の前は護岸７～８ｍ位のところから捨て石積みが切れて急に水深が深くなってる感じ
なので、その落ち込んでる先を狙って釣ってみました

子供の方はすぐ左側から水中にテトラが入り始め、１５ｍ先くらいまで私の前の足元より水深は浅くなってます
本人が意識してるのかたまたまなのか、テトラの際を流したり、沖目を流したり、いろんなコースを流して釣ってる様子

しかし、2時間ほどはたまにエサは齧られるものの魚が掛かる気配はありません
エサ取りの正体は目の前に群れているネンブツダイの群れ
ただ、そいつら自体の活性が高くなく動きも鈍いので、釣れてくることは無い状態でした

何組か周りに他の釣り人も来てましたが、皆さん何も反応が無いようで、早々に諦めて去っていく人、釣りに飽きて竿をおいて休み始める人など、全体的になかなか厳しい様子でした

ファーストヒットは子供

釣り開始から2時間ほど、我々も多少集中力が切れてきて、私も団子だけ先に投げ込み、その後で針にエサ付けて別に投入するなど、既に団子釣りじゃなくなってる状態（笑）
そんな時、突然子供の竿先が曲がりました
油断してた子供は合わせる暇もなく、慌ててリールを巻いてる様子
上がってきたのは、29cmの尾長メジナ
サイズの割りに引きが強かったのは尾長だったからですね
ただ、やはり活性は低い状態なのか、魚体は少し茶色く、居着きの口太かと思うような色でした

子供の竿を借りて・・・

子供に先に釣られてちょっと焦り始める私（笑）
しかし、そこからまたしばらく二人とも沈黙

相方がやってきたので、3人でカップラーメン食べたり、熱いコーヒー飲んだりで、予想以上の寒さで冷えた体を温めました
そこで、引き続き休憩していた子供の竿をちょっと借りて、私もフカセに挑戦
捨てテトラの際を流してると、仕掛けの周りにネンブツダイが集まってるので、恐らくあいつらにエサを盗られてる感じ
捨てテトラ上の浅いところに少しコマセを撒き、テトラから竿一本先あたりを流してみると、数投目でジワジワしもったウキが走りました
干潮潮どまり直前だったのですが、ようやく釣り上げた一匹はギリギリ30㎝の口太でした

実は釣ったポイントは子供が釣ったのと同じような場所
今日はそこが釣れるポイントなのかもしれません

私もフカセにチェンジ

というわけで、全く何も釣れる気がしなくなっていた団子釣りは諦め、私のタックルも仕掛けをフカセに変更します
そして、こんなこともあろうかと残しておいた（笑）、オキアミ1/4とアミの残りを団子に投入
水を足して柄杓で投げられるレベルのフカセコマセに調整しなおしました

干潮の潮どまりの時間帯を超え、潮が沖から湾内に入り始めたとき、右前方に流していた私のウキが鋭く消し込みました
が、それほどの重みもなく上がってきたのは18cmのメバルでした
お土産が少なかったので迷いましたが、針掛かりの場所もよく、元気だったのでこの子はリリースしました

（※写真の血はその前のメジナのものです）

コマセの違いで集魚効果の違いが歴然

ちなみに、私もフカセにチェンジしたものの、さっきのメバル以外特に魚信は無く、エサをかじられる頻度もかなり少ない状況でした
隣で子供が結構エサを盗られてましたので、試しに私も自分の場所で子供が使ってるコマセを撒いてみると、明らかにその時はエサに変化が出ます
チヌパワーやアミ・オキアミが入ってるとはいえ、爆寄せ＋オキアミのコマセとは集魚力の違いが歴然でした
もちろん、集まってるのが本命かどうかは分かりませんが、渋いときに可能性を感じられるかどうかは結構モチベーション変わりますよね

というわけで、風の影響などもあって再度左から右に流れ始めた時、子供よりもかなり底付近の深ダナに設定した私の仕掛けを子供の流してるコースにあわせて流し、子供のコマセを私のところにも撒きつつ釣ってみました
そこはさっきのメジナを釣ったのと近い位置ですが、水中の地形の影響か何かでちょうどウキの流れが止まる場所でもあったんですよね
きっと今日の釣れるポイントはそこに違いないと思い、そこでしばらく様子を見ていると、何投目かでまたウキがシモりました
しかしさっきと違い、なかなか走りません
じっくり待って、ちょっと動きが加速したところで合わせたら、かなりずっしりとした魚信
捨て石の隙間に何度か入られかけながら釣り上げたのは、この日最大の口太メジナでした
写真が魚にピントが合ってない上に、魚自体メモリからずれてるので分かりにくいですが、37cmくらいはありそう？

漁港でこのサイズは十分なサイズですし、結構考えて狙って捕った魚だったので、これ一匹でこの日の釣りは満足な釣りとなりました
子供も1枚だけとはいえ、久々にまともなサイズのメジナを釣ったので、そこそこ満足してたようでした